表題番号:2016K-134 日付:2017/04/24
研究課題英語での授業のための英語による議論を訓練する教材に必要な語彙リストの作成
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 森田 彰
(連携研究者) 立教女学院短大 専任講師 原田 慎一
研究成果概要
科研費採択課題「英国教材との比較分析によるグローバルリーダー育成のための英語教材・教授法開発」 基盤研究(C) (課題番号15K02702)に資する語彙リスト作成のため、本助成による研究としては、昨年度に続き、現行の大学生用英語教科書のうち新刊の「表現系、議論系」の教材、課題(タスク)の分析を行った。これは、議論のために必要となる語彙とその性格を明確化するための基準作成が主たる目的である。
  今後、この基準によってより広汎に現行教材の語彙分析を行うが、科研費を含む研究全体の成果を取り入れる英語によるプレゼンテーション教材を成美堂で2017年に刊行する(共著者:原田慎一、杉本清香、北村一真)。このための編集会議を年度内に5回催した。金星堂でも2018年に active learning を取り入れた英語教材を刊行すが、この教科書の中で、特にプレゼンテーション指導部分に本研究の成果を取り入れる(共著者:西村厚子、船田なつの)。2016年中に4回に編集会議を催した。なお、自習用教材については、成美堂の教科書と同著者にて大学書林で刊行の予定だが、出版年度は未定である。
  また、英国オクスフォード大学教育学部の「英語を媒体とした教育」に関する研究所 (the Centre for Research and Development on English Medium Instruction) の上級研究員 Julie Dearden氏と2016年12月に氏の来日に合わせ会合を持ち、英語で行われる授業内での使用語彙分析も行い得ることを確認した。
   今年度は、助成金を用いて、文学学術院楊達教授と中華人民共和国・合肥の中国科学技術大学へ出張し、凌震華副教授、同大学の spin-off 企業である iFLY TEK 胡郁副総裁と面談し、情報を交換した。