表題番号:2016K-130 日付:2017/03/15
研究課題現代の企業のファイナンスとガバナンス:株主・取締役構成と企業パフォーマンスの実証分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 広田 真一
研究成果概要

当初は、株主・取締役構成が企業の長期パフォーマンスに与える影響を分析する予定であったが、世界の大企業の長期財務データを掲載した資料が得られたため、当初の研究内容を若干変更し、各国の法・文化・制度が企業の長期パフォーマンスに与える影響に関する実証分析を行った。特に、企業の長期パフォーマンスの尺度として、「利潤率」と「継続性」をとり、それらと各国の金融システム、法制度、国民性の関係について回帰分析を行った。その結果、上記の各国の制度的な要因が、企業の長期パフォーマンスに有意な影響を与えていることが明らかになった。この研究の分析結果は20171月に一橋大学の金融研究セミナーで報告された。