表題番号:2016K-074 日付:2017/04/07
研究課題北海道における炭鉱離職者の生活実態に関する二次分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 嶋崎 尚子
研究成果概要

本研究の最終到達目標は、石炭政策以降の離職者対策コンテクスト上に、各産炭地における離職者の再就職過程を位置づけることにより、離職者対策の多層的な構造を明らかにすることにある。本年度は、北海道炭鉱離職者に焦点をあて、(社)北海道炭鉱離職者雇用援護協会「炭鉱離職者実態調査総括表」資料の収集とデータベース構築を実施した。具体的には、関係者・関係機関への聞き取り・資料収集を行い、当初の計画を上回る資料を収集できた。その後、既収集分と合わせて、データベース化を進め、昭和37年~平成7年までの石狩炭田の閉山炭鉱離職者とその家族を対象に、同協会が実施した20種実態調査結果からなるデータベースを構築した。