表題番号:2016K-058 日付:2017/03/25
研究課題難民問題に対峙したドイツにおける「連帯」の哲学的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 御子柴 善之
研究成果概要
本研究は、2016年9月にドイツ連邦共和国のフランクフルトにて、第10回日独倫理学コロキウム「グローバルな危機の時代における連帯と人権」を開催すること、また、そこで研究発表をすることを主たる目的とし、資料収集、論文執筆、ドイツへの渡航を行うものである。予定通り、同コロキウムを9月7日に開催し、そこで邦訳「連帯共同体における献身の構えと排除」という題目で研究発表を行った。その中心的主張は、排除なしの連帯共同体を構想するには、既存の共同体を前提しない不完全義務の理解が必要だというものである。