表題番号:2016K-052 日付:2017/03/23
研究課題災害伝承と地域の記憶に関するデータアーカイブと地域アイデンティティ形成
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 浦野 正樹
研究成果概要
本研究は、災害伝承と地域の記憶に関するデータアーカイブが、地域アイデンティティの形成にどのような役割を果たすかに関しての調査研究である。<復旧・復興期>における社会諸課題に取り組むプロセスは、同時に災害伝承として地域の記憶として残し、地域文化のなかに定着させていくプロセスでもある。災害過程全般についてのデータアーカイブ化は、今後地域が再生していく際に基盤となり役立つように整序されることで、地域のアイデンティティとして位置付けられていく。このデータアーカイブでは、とくに地域結束力の源泉となり精神的な基盤ともなる<地域の記憶継承>や<地域アイデンティティの再編成>に関わる事項を重視している。