表題番号:2016K-048 日付:2017/04/10
研究課題未発生の客体を対象とする譲渡の法的構造に関する基礎研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 准教授 白石 大
研究成果概要
 本研究は,未発生の客体を対象とする譲渡がいかにして可能であるかについて,その理論構造を解明することを目的とするものであり,①未発生の客体を譲渡しうる法的根拠,②客体発生前の段階で譲受人が取得する権利の実体,③譲渡対象客体の移転時期,④譲渡対象客体の移転過程,⑤客体発生前に対抗要件を具備しうる理論的根拠,という5つの検討課題を設定している。
 2016年度は,本研究の中間とりまとめとして,これまでの研究成果と今後の課題の洗い出しを行い,「将来債権譲渡の法的構造の解明に向けて(上)(下)」として公表した(法律時報89巻3号104~109頁,89巻4号110~115頁)。