表題番号:2016K-042 日付:2017/04/05
研究課題医事法の日中比較研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 甲斐 克則
研究成果概要

医事法の日中比較研究のうち、高齢社会を迎えた中国では、特に終末期医療に関心が高まりつつあるし、また医療事故についても関心が高まりつつあることから、2度にわたり、中国を訪問し、講演と意見交換を行った。

まず、2016年11月に重慶市の西南政法大学法学院と南京市の東南大学法学院を訪問し、学者および大学院生を対象に「過失・危険の防止と(刑事)責任の負担」と題する講演を行った。次いで、2017年3月には、重慶市の西南政法大学法学院を訪問し、終末期医療について、「終末期の意思決定と医師による自殺幇助」と題する講演を行った。

なお、ゲノム編集に関する中国の学者の講演の訳を刊行し、また、これに関する論文を執筆した。