表題番号:2016B-315
日付:2017/03/21
研究課題FITにおける木質バイオマス発電の実態と課題
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 平山郁夫記念ボランティアセンター | 助教 | 加藤 基樹 |
- 研究成果概要
FITにおける木質バイオマス発電の実態と課題を明らかにするために、継続的に現地調査を行っている長野県塩尻市と宮城県気仙沼市にて調査を行った。このうち気仙沼の事例は、2017年2月に東北経済産業局の「東北再生可能エネルギー利活用大賞」を受賞している。
その結果、未利用材が、FITの木質バイオマス発電に効果的に利用されるためには、①未利用材供給のためのサプライチェーンセンターと②発電の際に発生した熱資源の有効利用として電熱併給の2点の確立が条件となる、と考えた。また、畜産バイオマス発電の実態調査を鹿児島県と熊本県で行ったが、熊本では震災で大きな被害を受けており、一部でかなり困難な状況にあることがわかった。