表題番号:2016B-280 日付:2017/04/04
研究課題武力紛争の影響下にある子どもの安全保障
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 大学院アジア太平洋研究科 教授 勝間 靖
研究成果概要
 本研究では、武力紛争の影響下にある子どもに焦点を絞り、「子どもの安全保障」学(child security studies)の構築を進めた。これまでの「人間の安全保障(human security)」をめぐる政策的および理論的な発展を踏まえたうえで、平和・人権・開発という三つの領域を統合的にとらえる学際的なアプローチを用い、武力紛争の影響下にある子どもの安全という課題を分析するためのモデルを試案した。そして、そのモデルの有効性を実証的に検討するために、紛争後の復興期にあるネパールにおいてフィールド調査をおこなった。
 研究成果の一部は、以下のとおりである。
勝間靖(2016)「15章:国際協力における子どもを考える」内海成治編著『新版 国際協力論を学ぶ人のために』世界思想社、pp.334-352 (416).[ISBN: 978-4-7907-1674-7].