表題番号:2016B-277
日付:2017/10/07
研究課題アジア太平洋における地域統合の参加・交渉過程の政治経済分析:TPPを事例として
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際学術院 大学院アジア太平洋研究科 | 教授 | 浦田 秀次郎 |
(連携研究者) | 社会科学総合学術院 | 教授 | トラン・ヴァン・トウ |
(連携研究者) | 政治経済学術院 | 教授 | 深川由起子 |
(連携研究者) | 教育総合学術院 | 教授 | 青山瑠妙 |
(連携研究者) | 留学センター | 准教授 | 平川幸子 |
(連携研究者) | 国際学術院 | 准教授 | 鍋嶋郁 |
- 研究成果概要
- アジア太平洋地域においては、21世紀に入り、多くの自由貿易協定(FTA)が構築されてきた。FTAは加盟国間の貿易に係る障壁を取り除く一方、非加盟国との貿易については既存の障壁が継続する差別的貿易政策である。また、FTAは貿易政策であることからFTAへの交渉参加の動機としては経済的要因があることは言うまでもないが、政治や安全保障といった非経済的要因も状況によっては重要である。アジア太平洋においては、東アジア諸国のみをメンバーとするFTAである東アジア地域包括的連携協定(RCEP)と東アジアの一部の国々とアジア太平洋に位置する米国やメキシコなどの国々を含んだ環太平洋パートナーシップ(TPP)の二つの地域レベルでのFTAの交渉が競合するような形で進められてきた。本プロジェクトでは、これらのFTAの進展状況と背後にある要因を分析した。