表題番号:2016B-265 日付:2017/04/10
研究課題アイルランド演劇の現在:演劇のインターフェイス
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 国際教養学部 教授 三神 弘子
(連携研究者) 文学学術院 教授 岡室美奈子
(連携研究者) 政治経済学術院 教授 八木斉子
(連携研究者) 教育・総合科学学術院 教授 及川和夫
研究成果概要
本研究は、三神、及川、岡室、八木によって推進された。三神はアイルランド演劇の大きな背景として、カトリシズムとその影響について、また二人の現代アイルランド劇作家、バリーとマクファーソンについて考察した。及川はイェイツの演劇と詩の文体の変遷について、またトマス・ムーアの先駆性、彼とイェイツとの関係性を考察した。岡室はベケットとメディア・テクノロジーに関する研究を進めながら、若手のベケット研究者たちと定期的に研究会を持ち、後期メディア作品を中心に戯曲の検討を重ねた。八木は演劇作品と小説との関係に着目し、ベケット、ピンター、マクギネスがそれぞれ著した両ジャンルの作品を比較し、マクギネスのArimatheaを分析した。