表題番号:2016B-254 日付:2017/04/09
研究課題犬の飼い主の身体活動不足問題を解決するための効果的な介入戦略の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 岡 浩一朗
研究成果概要
本研究では、犬の飼い主の身体活動不足の実態を明らかにした。対象者は、地域在住成人4231名であった。ペットの飼育状況によるドメイン別の中高強度身体活動時間(仕事、余暇、移動)および座位行動時間(車移動、公共交通機関移動、仕事、テレビ視聴、PC利用、その他)の差異について検討した。その結果、犬の飼育群は他の群と比較して、仕事および移動に関する中高強度身体活動時間が有意に長いことが分かった。また、犬の飼育群は非ペット飼育群に比べてPC利用に伴う座位行動時間が有意に長かった。本研究から、犬の飼い主の身体活動を増進させ、座位行動を減らす効果的な介入戦略の開発に向けた重要な知見が得られた。