表題番号:2016B-235 日付:2017/03/17
研究課題自閉症スペクトラム障害児の乳幼児期の行動特徴―早期発見と早期支援を目指してー
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 佐々木 和義
(連携研究者) 早稲田大学人間科学学術院 准教授 桂川 泰典
研究成果概要
【目的】自閉スペクトラム症(ASD)乳児の生後1年前の行動特徴を明らかにすること。

【方法】対象者:ASDと診断を受けた2~3歳児(ASD群)の母親8名と、健常幼児(健常群)を持つ母親13名。
手続き:座談会方式で,生後1年前の行動特徴を半構造化方式で聴取し,後でカテゴリー分析を行った。

【結果】ASD群では,「聴覚」,「表在感覚」,「視覚」,「味覚」に対する過敏性が見られた。母乳の吸いが悪かった。「玩具」:音が鳴るものを嫌った。回転や配列を好んだ。 「対人行動」:あやしたり,呼んでも反応せず,視線が合わなかった。人見知りをしなかった。