表題番号:2016B-215 日付:2017/04/06
研究課題「経済制裁の問題点と課題―対抗制裁の罠」
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 准教授 奥迫 元
(連携研究者) 社会科学総合学術院 准教授(任期付き) 本多美樹
研究成果概要
2016年度における研究では、以下の3つの成果が得られた。 (1)経済制裁の概念について包括的な理論的再検討・再定義を行えたこと。 (2) 経済制裁の実態分析を通じ、現行の経済制裁の問題点・課題を明らかにできたこと。 (3) 現行の国際経済制裁レジームを開放的なガバナンス制度に改変する必要性を確認できたこと。 (4) 今後のグローバル経済制裁カバナンスの制度設計に向けた原案の一つとして、マルチレベルでマルチセクトラルなガバナンス・メカニズムを提示できたこと。 以上の研究成果は、編著『経済制裁の研究―経済制裁の政治経済学的位置づけ』(志學社、2017年3月)の出版、また、科研費「経済制裁の問題点と課題―対抗制裁の罠」(基盤研究(C)(一般) 平成29年度~平成31年度)の採択につながった。