表題番号:2016B-204
日付:2017/03/27
研究課題高集積光導波路におけるクロストーク低減手法の研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 | 教授 | 坪川 信 |
- 研究成果概要
- 微細な光集積回路における隣接導波路間結合特性評価の一環として、今年度はナノサイズスラブ導波路間で生じる結合に依存した光波長合分岐デバイスを検討した。具体的には、並行配置のスラブ導波路間で生じる光結合量/損失とその波長特性について、主に2次元FDTD法に基づいたシミュレーション評価を実施した。評価事例として、導波路に複数導波路を並行配置させることで、希望波長成分を抽出可能であること、多段の並行配置の組み合わせで同時に空間分岐が可能となる構造を提案した。さらに、波長合分岐特性に大きく関与せずに分岐効率を向上させる策として、結合部の一部にスタブ部を挿入させる構造が有効なことを提案した。これら成果は、学内修士論文に反映された。