表題番号:2016B-195
日付:2017/03/31
研究課題新規ヘパトカインのニューレグリン1による糖代謝制御機構の解明
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 合田 亘人 |
(連携研究者) | 理工学術院 | 教授 | 合田 亘人 |
(連携研究者) | 先進理工学研究科 | 博士3年 | 新井 理智 |
(連携研究者) | 先進理工学研究科 | 修士2年 | 有村 祐次郎 |
(連携研究者) | 先進理工学研究科 | 修士1年 | 大野 友美絵 |
- 研究成果概要
本課題では、肝臓で発現する膜貫通型成長因子ニューレグリン1(Nrg1)のバリアントフォームの同定と糖代謝制御における機能について解析を行った。その結果、肝臓ではType1型Nrg1が主に発現していることが分かった。正常マウスにこの遺伝子を強制発現させると糖負荷時の血糖上昇抑制が認められた。この血糖降下はNrg1の糖新生抑制作用によること、切断・分泌されたNrg1の細胞外ドメインが肝細胞自身に働きかけることで発現していることを明らかにした。以上の結果より、肝臓で発現するType1型Nrg1は肝臓局所で作用し肝糖産生能を抑制するヘパトカインであると結論づけた(Arai et al, Sci Rep., 2017)。