表題番号:2016B-194 日付:2017/04/10
研究課題16S rRNA解析による魚介類の腸管および環境水の細菌叢の構造と役割の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 竹山 春子
研究成果概要

腸内の常在細菌叢は、外部からの病原体の影響を強く受け、侵入防御機構や腸管上皮細胞の分化誘導などの消化管免疫機能の役割を果たしている。魚類の腸内細菌叢(腸内フローラ)には多種多様な細菌叢が存在し、複雑な微生物生態系が形成しているが、その役割についてはほとんど解明されていない。そこで、本研究では、魚類の腸内フローラについて、メタゲノム解析を行い、腸内細菌の種類や組成を明らかにする事を目的とした。このために、今年度はサンプルからのDNA抽出法、16S rRNA遺伝子配列の解析に伴うプロトコルを検証し、今後の研究の基盤となる検討結果を得た。