表題番号:2016B-193
日付:2017/04/04
研究課題銅酸化物高温超伝導体Bi2Sr2CaCu2O8+xの光学的性質と対称性の破れ
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 朝日 透 |
(連携研究者) | 早稲田大学物理及応用物理専攻 | 教授 | 松田梓 |
(連携研究者) | 早稲田大学先進理工学専攻 | 一貫制博士5年 | 中川鉄馬 |
(連携研究者) | 早稲田大学生命医科学科 | 学部4年 | 篠元輝 |
- 研究成果概要
- 最適ドープ・アンダードープのBi系銅酸化物高温超伝導体Bi2Sr2CaCu2O8+δ (Bi2212) 単結晶をフローティング法を用いて育成し,その極薄試料をそのc軸方向の劈開性を利用して作成した。また,常温における光学活性,自然円二色性,Faraday回転,磁気円二色性,直線複屈折,直線二色性の波長依存性を高精度万能旋光計 (G-HAUP) により測定した。それら符号と大きさを比較することにより,銅酸化物高温超伝導体における超伝導発現機構の解明につながると考えられる擬ギャップ相における空間・時間反転対称性の破れの存否を直接的に検証することが可能となった。