表題番号:2016B-188
日付:2018/11/12
研究課題RNA-クロマチン相互作用予測と応用
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 准教授 | 浜田 道昭 |
- 研究成果概要
- RNAとクロマチンの相互作用を配列情報のみから推定するための手法の開発に向けた以下の研究成果を得た.1. RNAとタンパク質の複合体構造を予測(ドッキング)を行うための新規手法を開発した.この手法の中では,分子動力学シミュレーションの結果を,複合体構造の評価関数に組み入れることによって,既存の手法に比べて大幅な精度の向上が実現された2. RNAの構造予測のための統合WebサーバRtoolsを構築し,公開をした.このウェブサーバーを用いることにより,RNAの配列情報のみから,構造に関する様々な予測情報(2次構造,塩基対確率行列,ステム,バルジ,ループなどの形成確率等)を得ることが可能となる.このような情報はRNA-クロマチン相互作用を予測する際にも有用となる