表題番号:2016B-185
日付:2017/03/31
研究課題人工コラーゲン様マトリックスを用いた細胞組織構造構築原理の解明
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 小出 隆規 |
- 研究成果概要
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本研究は、人工コラーゲン様ペプチドポリマーを利用して、天然コラーゲンが細胞に入力している様々なシグナルを個別に解析し、さらにそれらの伝達系の間にある相互作用(相互干渉)について明らかにすることを目的として実施した。ここで用いる人工コラーゲンは、化学合成した3重らせんペプチドを、ジスルフィド架橋によってポリマー化したものである。
インテグリン結合配列を導入した人工コラーゲンの上で細胞を培養すると、特異的な細胞接着が観察された。また、ポリマー中のインテグリン結合配列の量を変化させることで、細胞接着の強度を変化させることもできた。この場合、最強の接着活性は、天然コラーゲンのそれよりも高いものであった。