表題番号:2016B-182 日付:2017/03/31
研究課題3重らせんペプチドスキャフォールドを利用した中分子創薬
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 小出 隆規
(連携研究者) 理工学術院 助教 増田亮
研究成果概要

コラーゲン様3重らせん構造は剛直な構造であり、生体内で優れた安定性を示す。本研究は、あらたな中分子創薬のためのプラットフォーム技術として、3重らせん構造を有するランダムペプチドライブラリの構築と、標的タンパク質との結合評価によるスクリーニング系を開発することを目的とした。ここでは、ライブラリの多様性確保と、スクリーニング系のルーチン化の容易さの観点から、酵母2-ハイブリッド系を用いたシステムを構築することとした。まず、既知のコラーゲン結合タンパク質と3重らせんペプチドのペアをもちいた、酵母2-ハイブリッド系で特異的な相互作用が検出できることを確認した。現在ペプチドライブラリの構築を進めている。