表題番号:2016B-139 日付:2017/04/05
研究課題制振補強のための鉄骨構造部材の接着剤接合に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 曽田 五月也
研究成果概要
粘弾性仕口ダンパおよび粘弾性筒形ダンパを適用する場合に、より効果的に制振効果を発揮させるために、各ダンパを主構造へ取り付ける詳細を実大振動台実験および動的繰り返し加力実験により検討し、さらに解析結果と整合することを検証した。を行い、滑り基礎構造と粘弾性仕口ダンパを併用することの有用性を示した。接着剤接合に関する研究としては、取り付け金具の曲げ剛性を増大させ、または/さらにクランプにより端部を固定することで寸法効果を低減出来ることを実験的に明らかするとともに、FEM解析によりその根拠を検討した。さらに、実験的検討よりエポキシ系接着剤は接着部の養生期間中の環境湿度の影響が大きいことを明らかにした。