表題番号:2016B-130
日付:2017/04/16
研究課題ポリマー多次元光スイッチングインターコネクション集積デバイスの開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 宇高 勝之 |
(連携研究者) | 研究戦略センター | 教授 | 松島 裕一 |
(連携研究者) | ナノ・ライフ創新研究機構 | 上級客員研究員 | 石川 浩 |
- 研究成果概要
- LSI内のグローバル配線や積層LSI間の光インターコネクション用として、3次元ポリマー光スイッチを開発した。ポリマーとしてSU-8とPMGIを用いて、2層導波路内に複数のマッハツェンダ型光スイッチと、その層間を方向性結合器または多モード干渉導波路で接続した全体で5層構造構造からなる。熱膨張係数の異なる2種類のポリマーにおいて、積層時の歪みやクラックの発生を防止すべく、各層ごとにステップ型の徐熱・徐冷のベーキングを行い、3次元4x4ポート光スイッチを実現した。スイッチング電力は熱拡散及び熱干渉により約18mWと高いが、低偏光依存で1530〜1610nmの広波長域での特性などを達成した。