表題番号:2016B-129 日付:2017/03/14
研究課題希少サンプルの特異的ハンドリング技術の創成と単一細胞内生体分子計測への応用
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 庄子 習一
研究成果概要
本研究では、「マイクロスケール~サブミクロンスケールの壊れやすい微小サンプル(固体/液体)の選択的ハンドリングと処理をマイクロ流体デバイス技術により行う事」を目的とした。まず、マイクロ流体デバイスを応用した超小型液体クロマトグラフィーチップを新規に開発し、血漿内タンパク質のこれまでにない高感度な検出を実現した。次に、これを応用して一細胞内たんぱく質の検出と分離にも成功した。また、三次元シースフローの応用デバイスとして縦方向に自由な断面形状が形成可能なチップの開発に成功し、これを応用した機能性微小ファイバーの作製を実現し、本ファイバーを利用した組織再生研究に道を開いた。