表題番号:2016B-108 日付:2017/03/30
研究課題映像情報の同期による ネットワーク内一時記憶の削減に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 中里 秀則
研究成果概要
現在検討が進められているコンテンツ指向ネットワークでは、ネットワーク上を流通するコンテンツを途中のルータで一時記憶することが可能である。しかし、ルータが備える一時記憶のメモリ量は限られるので、一つのコンテンツが占有するメモリ量はできるだけ小さくする必要がある。特にデータ量の大きいビデオデータについて、ルータで一時記憶する場合のメモリ占有量を削減することは有効性が大きい。そこで、ビデオ配信プロトコルであるRTCPにおいて、ビデオ再生タイミングを意図的にずらし、同一ビデオの視聴タイミングを同期させることにより、ビデオコンテンツの記憶時間を短縮し、占有する記憶容量を削減する方法について提案した。