表題番号:2016B-107 日付:2017/04/10
研究課題会話:意図性の異なる多様な情報行動による情報享受の実現
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 小林 哲則
(連携研究者) 理工学術院 教授 林良彦
(連携研究者) 千葉工大 准教授 藤江真也
研究成果概要
 能動的(検索的)情報行動と受動的(遭遇的)情報行動の双方を交えたリズム良い情報授受によって,ニュース内容を伝える会話システムを実現した。即応性を重要するため,予想されるユーザの応答に応じた分岐を含む会話進行のシナリオを準備し,これを切り替えながら会話を進める方法をとった。シナリオは,ニュースの根幹を伝える主計画と,ユーザの反応に応じて補足情報を提示する副計画からなる。前者は,話題性を考慮して重要語を定め,これを含むようニュースを要約して定めた。後者は,各呼気段落内の重要自立語に対し質問タイプを網羅して回答を用意して定めた。以上によって,所期の目的を達成する会話システムを実現できた。