表題番号:2016B-092 日付:2017/02/22
研究課題開発金融史のフロンティア――世界銀行の理論と政策――
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 矢後 和彦
研究成果概要
 本研究課題は、世界銀行の理論と政策を歴史的に検討することを通じて「開発金融史」という新しい研究領域を構想するものである。今年度の特定課題研究を通じて、研究者・矢後は、Dominique Barjot教授(パリ第4大学)、Harm Schroeter教授(ベルゲン大学)と共同研究を立ち上げて各国における戦後の開発と成長の比較史的研究に着手し、日本における世銀借款の役割を論じた報告を欧州経営史学会(ベルゲン、2016年8月)で行った。また、世銀と対抗しつつ開発政策を主導したOECD(経済協力開発機構)の歴史研究にも係属して、Matthieu Leimgruber教授(チューリヒ大学)との多年にわたるプロジェクト研究の成果を英文書籍に取りまとめた。