表題番号:2016B-045 日付:2017/04/17
研究課題マヤ考古学におけるリモートセンシング技術の応用に基づく実証的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 寺崎 秀一郎
研究成果概要

 近年、3D化技術の進展と普及はめざましいものがあるが、考古学分野においても活用が始まっている。しかし、考古学研究に関しては新しい技術であるため、得られた3Dデータを元にどのような可能性が広がるのか試行錯誤の段階と言えるだろう。本研究では、開発途上国において、現地での運用の可能性を探るため、SfMと呼ばれるデータを元に遺構の三次元化に関する研究をおこなった。具体的には、2015年に実施した発掘調査時のデータの三次元化を進めたが、マヤ地域の遺構の特性に対応したSfMデータの確保など、検証すべき課題が明確になった。また、これらのデータは考古学研究の基礎データとしてばかりではなく、教育現場における活用の可能性も広がってきた。