表題番号:2016B-037 日付:2017/05/29
研究課題基幹的人権としての個人の尊厳・人格権・情報権の権利性と裁判規範性の確立
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 戸波 江二
(連携研究者) 法学学術院 教授 今関源成
(連携研究者) 政治学学術院 教授 川岸令和
(連携研究者) 日本大学法務研究科 教授 蟻川恒正
研究成果概要

本研究の目的は、人権体系の基礎をなす個人の尊厳、人格権、情報権の意義を確認し、現代人権問題を解明することにある。

夫婦別姓訴訟最高裁判決を批判する論稿を、2013年執筆の東京高裁への意見書を補充するかたちで早稲田法学に掲載した。

ドイツ連邦憲法裁判所の人格権および情報自己決定権の発展について、とくに憲法上の人格権と私法上の人格権の異同について調査研究した。

ヘイトスピーチ団体の市民会館の利用拒否の当否、ヘイトスピーチ団体の公表の当否について厳密な手続の下で規制することは憲法上許されると報告した。

インターネット上の過去の履歴に対する削除要求権忘れられる権利の意義と射程について考察した。