表題番号:2016B-035 日付:2017/04/09
研究課題傷害保険契約の範疇化
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 大塚 英明
研究成果概要

1 2016年度・研究成果について
 本特定課題の研究テーマに関連し、以下の論文を発表した。
a) 「傷害保険における『事故と疾病の間の波長帯』の解釈-『増悪(aggravation)』概念の功罪」
江頭憲治郎先生古希記念『企業法の進路』649~673頁(有斐閣、2017年1月)


 関連的領域について以下の論文を発表した。

b) 「保険『募集』概念の再検証と新たな保険契約者保護規制のあり方」

早稲田大学保険規制問題研究所『保険販売の新たな地平』113~138頁(保険毎日新聞社、2016年7月)

c) 「保険募集人の自立・自律-いわゆる委託型募集人問題を契機に」
保険学雑誌635号9頁(日本保険学会、2016年12月)

2 イギリス、スペインへの研究出張について
 傷害保険契約の実務の調査のため、イギリスにてPhilip=Jarvis弁護士、スペイン(バルセロナおよびマドリード)にてマフレ・アシステンシア社のスタッフ(Andoni=Perez氏をはじめとする傷害保険約款作成部門のスタッフが中心)と面会し、情報を提供してもらった。わが国の傷害保険契約との相違点、同一点について研究を深めることができたと考える。今年度研究費は、全額この出張で消費した。