表題番号:2016B-031 日付:2017/04/07
研究課題地方公共団体の企業的活動に対する公法的規制のあり方と理論
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 法学部 教授 田村 達久
研究成果概要
 地方公共団体の企業的活動の典型である地方公営企業の現在的課題は、たしかに、人口減少等に伴う料金収入の減少や、施設の老朽化に伴う更新需要の増大等へ対処しつつ、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上を図ることにある。しかし、地方公共団体の企業的活動全体に係る現代的な諸課題に法的に対処するに当たっては、現下の日本の重要課題である地方創生の実現を想起しても、地域における民間企業活動との各種の連携(公営企業の民営化・民間譲渡や民間活用)をも視野に収めた上で、継続的な実態調査を行い、その結果を基礎として、地方公共団体の企業的活動に対する法的規制のあるべき姿とそのための理論を検討し、構築し直さなければならない。