表題番号:2016A-507 日付:2018/04/18
研究課題新しい光検出素子を用いた暗黒物資探索実験の構築と地球規模の季節変動現象の検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 寄田 浩平
研究成果概要

気液2相型ArTPC検出器を用いた暗黒物質探索において新たな知見を得るために、128nmAr蛍光に直接感度をもつ新しい光検出素子MPPCの開発と季節変動現象を検証するための南半球での実験可能性を検討した。浜松ホトニクスと共同で開発(性能評価担当)してきたVUV-MPPCは第4世代に発展したが、1光子あたりの検出効率は12%程度にとどまり、実験実装するにはさらなる改善が必要である。一方、メルボルン大学と協力し、南半球での具体的な実験検討を開始した。まだ現地豪州にて地下実験施設が建設中ということもあり、こちらも継続的な議論をする必要がある。