表題番号:2016A-025 日付:2017/04/08
研究課題CFRTPとアルミニウム合金のバイオインスパイアードナノ構造界面接合技術の創製
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 准教授 細井 厚志
研究成果概要
アルミニウム合金表面にナノスパイク構造を作製し,炭素繊維強化熱可塑性プラスチックとの直接接合技術の開発を行った.陽極酸化処理及びエッチングによりアルミニウム合金表面にナノスパイク構造を作製した.引張せん断試験の結果,ナノスパイク構造を有することにより接着強度が向上した.ナノスパイク表面にシランカップリング処理を施すことによって,さらに接着強度が向上した.走査型電子顕微鏡を用いた破面観察では各ナノスパイク構造部で樹脂が引き伸ばされたような痕がみられ,き裂進展を抑制する効果があることが示唆された.