表題番号:2015S-185 日付:2016/02/19
研究課題決済システムにおける中央銀行の必要性の理論分析、そのマクロ経済学への含意の分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 准教授 戸村 肇
研究成果概要

当該研究費により、東北大学で開かれた2015年日本金融学会秋季大会における非伝統的金融政策のセッションに出席した。その知見を活かし、日本銀行の「量的・質的金融緩和」が日本銀行のバランスシートに与える影響についての長期シミュレーションを行った。分析結果は2016年8月のNBER Japan Projectカンファレンスで報告される予定である。また、平行して、中央銀行が商業銀行に日中当座貸越をする必要があるようなlimited participationを標準的なマクロモデルである新古典派成長モデルに簡易な形で導入することに成功した。この結果は2016年4月東京大学でのマクロ経済学ワークショップで発表される予定である。