表題番号:2015S-158 日付:2016/03/30
研究課題日本人高校生英語学習者の「国際語としての英語」の発音に対する意識の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 白石 大知
研究成果概要

本研究の目的は、日本人高校生英語学習者が、日本人英語やその他の国々の人々の英語の発音に対してどのような意識を抱いているのか調査することである。先行研究からは、他国の英語学習者と比較しても日本人英語学習者は自分の話す英語、とりわけ発音に対して消極的な態度を示していて、日本人訛りの英語はコミュニケーションのintelligibilityに支障を来すのではないかと感じていることが明らかになっている。ただしそれらの実証研究の大部分は被験者が大学生で、質問紙による量的分析によるものばかりであった。そこで本研究では中等教育の学習者の現状をより正確に把握するために、被験者を高校生学習者と限定し、研究方法としてtriangulationの観点から、量的分析に加えて質的分析も用いることとした。