表題番号:2015S-140 日付:2016/03/26
研究課題クロスカントリースキー競技における競技中の滑走動作と競技パフォーマンスとの関係
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 講師 藤田 善也
(連携研究者) スポーツ科学学術院 教授 土屋 純
研究成果概要
本研究の目的は,クロスカントリースキー競技において,競技パフォーマンスの高い選手の優れた滑走動作を明らかにすることであった.対象となる滑走動作は第94回全日本スキー選手権男子15kmクラシカル競技における7.0km地点の上り坂のダイアゴナル走法とした.競技成績の上位9名の選手を上位群,上位群の所要時間より10%程度上回る所要時間であった10名を下位群とした.選手の滑走動作を分析した結果,競技パフォーマンスに優れた選手のダイアゴナル走法は,(1)滑走速度が高く,ストライド長が長い,(2)ポールプッシュ局面およびポールリカバリ局面の肘関節角度がより伸展位である,(3)スキー板接地前の足関節角度がより屈曲位であることが示された.