表題番号:2015S-126 日付:2016/04/10
研究課題学習者はゼミナールでの学びをどのように意味づけているか -学部4年生を対象としたライフストーリーから-
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 高橋 薫
研究成果概要

 近年、大学教育において「学士力」「社会人基礎力」の養成が求められており、ゼミナール(以下、ゼミ)での学びは、汎用的技能の習得にも大きな影響を与えていると考えられる。しかし、それぞれのゼミがどのような形式でおこなわれ、学生が何を学んでいるのかということはあまり明らかにされていない。

 本研究は、学部のゼミにおける学生の学びを、学生の語りを通して明らかにすることを目的とした。ゼミの参与観察と卒業論文を執筆した学部生へのインタビューを通して、彼らがゼミでの学びをどのように意味づけているのかを検討する。観察対象としたゼミの学生のうち、協力が得られた12名の学生に、2016年1月〜2月にかけてインタビュー調査を実施した。インタビューの書き起こしが完了して分析中であり、今後学会発表を行っていく予定である。