表題番号:2015S-124 日付:2016/04/02
研究課題日本語版セッション評価尺度(J-SEQ)における外部妥当性の検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 桂川 泰典
研究成果概要

セッション評価尺度(The Session Evaluation Questionnaire: SEQ; Stiles, Gordon, & Lani, 2002)は,心理療法やカウンセリングにおけるセッションの印象等をカウンセラーやクライエントが評価するSD法による質問紙尺度である。申請者は,カウンセラーを対象として日本語版セッション評価尺度(以下,J-SEQ)を作成し,信頼性と妥当性の検討を行い,論文として刊行した(桂川,2013)。同尺度のクライエントを対象としたデータ収集および分析が本特定課題研究に相当する。本年度は42名分のデータを収集し,因子分析および回答傾向の分析を行い,概ねカウンセラー評定と同等の傾向が認められた。引き続き,データの収集および論文投稿準備を行なう。