表題番号:2015S-116 日付:2016/04/11
研究課題戦後沖縄の対外関係に関する研究-日本復帰後の日本沖縄関係
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 助教 小松 寛
研究成果概要
本研究は復帰後も継続した日本-沖縄間の交渉過程を考察した。時期は米軍基地が大きな問題として浮上した1990年代後半から2000年ごろまでとした。注視したのは主に①基地問題への対応方針、②沖縄県による自治構想であった。具体的にはまず、当時の新聞報道や沖縄県知事および日本政府首脳による回顧録やオーラルヒストリーなど2次資料への精読により、事実関係の整理を行った。次に沖縄の政治家へのインタビューを行った。これは報告者もメンバーとなっている「琉球政府研究会」が実施しているものであり、元沖縄県知事などを対象とした。現在、本研究で得られた知見を整理し、学会誌等での成果発表の準備を行っている。