表題番号:2015S-075 日付:2016/04/11
研究課題カプセル化した修復剤を流体で運搬することによる材料の修復手法の提案
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 助手 長濱 峻介
研究成果概要
人工循環器系にカプセルを流し,カプセルに種々の薬品を内包することで,様々な機能を実現する研究を行っている.本年度は,カプセル運搬による材料の修復に焦点をあて研究を行った.修復剤の選定と,カプセル皮膜の選定のための調査および実験を行った.混合しない限り凝固せず凝固速度が速いエポキシ系の2液混合修復剤を複数選定し凝固実験を行い,使用する修復剤を決定した.また, NIPAMゲルをカプセル皮膜として熱により内包物を放出する機構の開発を行った.
成果の一部は,IFToMM world congress 2015にてカプセルを流すシステムとして発表を行った.また,第24回バイオメカニズムシンポジウムにて,ロボット用の循環器系システムに関する発表を行った.