表題番号:2015S-016
日付:2016/04/11
研究課題ベティ・コムデンとアドルフ・グリーンの舞台作品におけるラジオと映画での活動の影響
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文化構想学部 | 助手 | 辻 佐保子 |
- 研究成果概要
- 2015年12月に西洋比較演劇研究会シンポジウム「ライブ×メディア - 演劇と映像の可能性をめぐって」において、「ベティ・コムデン&アドルフ・グリーン作品における複製メディアの機能とその変容についての考察 - ブロードウェイ・ミュージカルにおいて生じた『ライブ×メディア』の転換を背景として」と題した発表を行った。発表の中で1952年のミュージカル映画『雨に唄えば』の舞台版を取り上げ、舞台ミュージカルにおける映像使用の効果について論じた。また、2016年2月下旬から3月上旬にかけて、ニューヨークに出張した。ニューヨーク公共図書館でコムデン&グリーンが1930年代にラジオに出演した際のスクリプトを閲覧し、ニューヨーク大学図書館ではコムデン&グリーンが1960年代半ばに作った最後のミュージカル映画What a Way to Go! (1964) を視聴した。加えて、コムデン&グリーンが1968年に脚本を執筆した唯一のテレビ作品 I'm Getting Marriedのスクリプトも収集した。I'm Getting Marriedの記録映像の所在は確かめられなかったため、引き続き調査を継続したい。