表題番号:2015K-317 日付:2016/04/06
研究課題ナチスのユダヤ人迫害と杉原千畝の功績を世界史授業で詳述・考察させる為の基礎的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 小林 岳
研究成果概要

 本研究は外交官杉原千畝の功績とドイツ(ナチ政権)によるユダヤ人迫害と絶滅計画の歴史的意義を理解させ、そこを起点に現今の世界情勢と将来について熟考させる世界史授業の完成を目的とする。申請者はフィールドワークを重視し、前年度までに①杉原千畝記念館(岐阜県八百津町)の調査、②ベルリン市のユダヤ博物館、トポグラフィ・オブ・テラー博物館およびオラニエンブルク市ザクセンハウゼン強制収容所の調査・写真撮影・資料収集を実施した。とくに強制収容所については報告書「ザクセンハウゼン強制収容所訪問記」を執筆し、授業用教材として活用している。 これを承けて本研究は、2015年8月末~9月初にリトアニア(カウナス)の杉原千畝記念館の調査とCLAUDE LANZMANNの「SHOAH」の教材化に取り組んだ。