表題番号:2015K-268 日付:2016/05/04
研究課題大学教育の改善を目的としたアクティブラーニングに関する基礎研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 森田 裕介
研究成果概要
本研究課題では,学習者の特性とアクティブラーニングとの関連性について分析を行った.申請者が担当している授業「教育工学」ならびに「情報メディア教育論」は,反転授業(Flipped Class)で実施されている.反転授業とは,オンデマンド授業を自宅で視聴し,大学においてグループディスカッションとプレゼンテーションを行う授業の形態である. まず,Felder’s ILS (Index of Learning Styles) を用いて,学習者特性のひとつである活動(Active)-内省(Reflective)指標についてデータを収集した.次に,活動的な学習者と,内省的な学習者のグループを意図的に構成し,ディスカッション時における活動との関連性を分析した.その結果,学習者の特性によって,ディスカッションのプロセスに相違があることが明らかとなった.