表題番号:2015K-265 日付:2016/04/12
研究課題「デザインシンキング」重視型授業に向けた調査と授業内での試行的実施
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 尾澤 重知
研究成果概要
 近年、大学教育や企業内人材育成などにおいて「デザインシンキング(デザイン思考)」が広がりを見せている。デザインシンキングとは、創造性を高め、イノベーションを促進する方法論のことである。
 本研究では、デザインシンキングの実践領域で生み出されている成果と教育工学や学習研究分野の融合を図り、大学教育向け(少人数、大人数教室)のプログラムの開発と評価方法の開発を目指した。実践研究の結果、30人規模、300人規模の双方の授業で、デザインシンキングで重視されるプロトタイピング(試作の重視)や、思考過程の可視化を促すことが可能であることを明らかにした。成果の一部を、日本教育工学会研究会などで発表した。