表題番号:2015K-261 日付:2016/04/17
研究課題主成分分析によるロコモーティブシンドロームに関する歩行特徴の分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 藤本 浩志
研究成果概要
 ロコモティブシンドロームとは,「運動器の障害により要介護になるリスクの高い状態になること」と定義され,健康寿命の延伸を目指して2007年に日本整形外科学会が提唱した新しい概念である.現在,ロコモティブシンドロームの評価は,身体の痛みや日常生活に関わる25項目の設問によって構成されるロコモ25と呼ばれる質問紙によって得点化され,その得点に閾値を定めることでロコモティブシンドロームの判定が行われている.これらの現状を踏まえて,個人ごとに客観的なデータに基づいたロコモティブシンドロームの評価が可能な手法の実現を目指した.本研究では判定に有効な定量的な指標の抽出を行い,有効性を検証した.