表題番号:2015K-255 日付:2016/04/04
研究課題10年後の大学教育を想定したゼミ活動の方式提案と評価方法の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 永岡 慶三
研究成果概要
 本研究ではゼミ活動こそを近未来の大学教育の中心に置くべきものと考えている.そのことを念頭に,大学教育におけるゼミ活動の方式について,授業支援の基盤LMSに相当するSMS(Seminar Management System:統合ゼミ活動支援システム)の構想を提唱した.現在,継続的にSMSの開発を行っており,その効果検証のための評価活動主体の実施を行っている. 
 SMSの基本設計方針は,1)ゼミを大学内大学と捉え,ゼミ固有の理念を立てること.2)初任教員でもゼミ理念の達成のためのゼミ活動を効果的・効率的実行を支援できること,3)学生の能力育成にあたっては,相互評価に基づく切磋琢磨による自己増殖的資質の涵養をできる仕組みであること.