表題番号:2015K-252
日付:2016/02/24
研究課題うつ病復職者の職場見守りシステム構築に向けた管理職用ツールの開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 教授 | 鈴木 伸一 |
- 研究成果概要
- 本研究の目的は、復職をはたしたうつ病休職経験者の再発予防のための「職場における見守りシステム」を構築することをねらいとして、復職者のメンタル不調につながる兆候を,上司等が簡便に評価可能な「日常業務でみられる行動面の兆候」に焦点を当てた他者評価チェックリストを開発することであった.研究の結果,復職者のメンタル不調につながる兆候を測定する9項目版の尺度とその短縮版の3項目版の尺度の信頼性と妥当性が検討され,職場で活用可能な有用な尺度であることが示唆された.また,実用においては,3項目セットの項目の得点を算出し,簡便なスクリーニングを行ない,その上で,兆候尺度の9項目セットによって,うつ症状の重症度について,現状予測と1ヵ月後の未来予測の両方のスクリーニングが行える可能性があることが示唆された.