表題番号:2015K-206
日付:2016/04/11
研究課題核磁気共鳴分光法を用いたピペラジン誘導体と二酸化炭素の反応に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 古川 行夫 |
- 研究成果概要
1-(2-hydroxyethyl)piperazine (1-HE-PZ) (10 wt%) とN-methyldiethanolamine (MDEA) (20 wt%)の混合アミン水溶液に二酸化炭素気体を150 mL/minでバブルして,バブル開始から5 min間隔でサンプリングして,13C-NMRスペクトルを測定した.HCO3-/CO32-(NMRでは区別できない)と1-HE-PZのカルバメートが生成した.二酸化炭素吸収の初速度は0.15 mol/L minであった.次に,二酸化炭素気体を飽和するまで吸収させ,その後93℃で30 min加熱して,加熱前後の水溶液の13C-NMRを測定した.加熱により,窒素原子 1 molあたりの二酸化炭素の量(ローディング)が変化した.-0.64であった.この混合アミン水溶液は高い性能を示した.