表題番号:2015K-204
日付:2016/03/31
研究課題ホウ素および糖の定量のための水溶性金属錯体の合成
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 石原 浩二 |
- 研究成果概要
ホウ素或いは糖と反応する発光性Ir(III)錯体[Ir(ppy)2(bpy(OH)(O–))]および[Ir(ppy)2(bpy-B2)]+は、水に難溶である。そこで、フェナントロリンジオールを配位子とするIr(III)錯体[Ir(ppy)2(phen-(OH)2)]+や、非対称なボロン酸配位子を有する[Ir(ppy)2(bpy-B)]+を合成したところ、水溶性がかなり改善された。一方、N-メチル化ビピリジンを有するPt(II)錯体[Pt(acac)(N-Me-bpy)]+を合成したところ、十分な水溶性が確認された。現在、ジオール部位やボロン酸部位を有するN-メチル化ビピリジン配位子の合成を試みている。