表題番号:2015K-197 日付:2016/05/06
研究課題高強度数サイクルレーザーパルスの発生
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 新倉 弘倫
研究成果概要

高強度の赤外の数サイクルパルスを気相の原子や分子に照射すると、アト秒パルスを含んだ高次高調波が発生する。より高強度の数サイクルパルスを発生できれば、それだけ高強度のアト秒パルスを得ることが可能になるが、より単一のアト秒パルスを発生することが困難になる。高次高調波のスペクトルは、元の数サイクルパルスのパルス幅とキャリアエンベロープ位相(CEP)に依存するので、本研究では、数サイクルパルスのパルス幅とCEPに応じてどのようにスペクトルが変化するのかを数値シミュレーションした。その結果、パルス幅に応じて、スペクトルのCEP依存性が顕著に変わることがわかった。